保育園の落選狙いが急増中、育休制度は誰の為?
平成31年度の保育園の申し込みが始まっています。
この結果次第で、来年からの仕事復帰できるかが左右される方も多いのですよね。
そんな中、保育園に入園希望でもないのに申し込みをしている人が増えているそうです。
保育園の落選狙いが横行
その原因は?
現行の制度だと育児休業が取れるのは原則1年で、育休中は給与の50%~67%が雇用保険から給付されます。
そして、預け先が見つからない場合最長2年まで延長する事ができます。
延長する為には「落選通知」が必要なため、預けたくないわけでもないのにあえて競争率の高い保育園に申し込む人が増えているそうです。
必要としている人が利用できない
申し込んでいる=入園の可能性もある
ということになりますよね。
希望していなくても意図せず入園できてしまう人も中にいるわけです。
逆を言うと本当に希望していた人が落選している事もあります。
延長制度が裏目に出てしまっています。
対策は?
自治体からは国への対策を要望しているようで、今後は何らかの対策がされるのではないかと思います。
「保育を希望するが、申し込んだ園に落選した場合は育休延長も可」というようなチェック項目を新たに設けるなどして、落選狙いや保育度が低い家庭を把握するという動きもあるようです。
そもそも1年短くない?
1年で復帰は子供も親も大変
1歳になったばかりだと、まだまだ授乳中のお子さんも少なくないと思います。
そんな状態で急に知らない場所に預けられたら、子供にとってかなりストレスになる事も考えられます。
親にしても、子育てもまだまだ慣れない事ばかりの中で、仕事の事も考えないとなると体力的にも精神的にもかなり追いつめられてしまいます。
育休期間を2年にすれば良い?
落選狙いを完全になくすなら、基本的に育休は2年間は取得できるようにすれば良いのではないでしょうか?
制度をみると育児環境はまだまだ社会には理解されていない部分も多いのかなと思ってしまいます。
それぞれの事情
子育てをする人の事情
制度をつくる国の事情
働いている会社の事情
それぞれの事情もあるし、全ての希望を聞いていたら埒が明かない事も多いのでしょうね。
「個人」の時代は国や会社に頼らず自分で自分を、自分の家族を守ることを感がる必要があるのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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